Ethereumをはじめてみる④
今日はトランザクションの中身を見ていきます。
トランザクションを見てみる
トランザクションの詳細を見たいときはgetTransactionコマンドを使う。
引数に前回作成したトランザクションのIDを入れてみると、
> eth.getTransaction('0x87dbbc27ec15bb0eeed0d1e295d675332add2d43dd01b7ea7e40a9ed7648aea5') { blockHash: "0xeeafe2c1d8df81172dbe606c42ab6b10ee126c23e7a49fd522d68406f7d4da3e", blockNumber: 64, from: "0x30daa337a6696d7c007b32374c34c3362fe61bbf", gas: 90000, gasPrice: 18000000000, hash: "0x87dbbc27ec15bb0eeed0d1e295d675332add2d43dd01b7ea7e40a9ed7648aea5", input: "0x", nonce: 1, r: "0xa9d968d49f647d76f240401ff1a2385da1df24f07210b86ea8da9264f869d055", s: "0x5db2bf4e798c6b0d6a2ac6c6dc5c261cd485c70e0956fde48b9589cab48c6040", to: "0x43ceb2d08d417af3d897b5f92a68c362c935605a", transactionIndex: 0, v: "0x1c", value: 10000000000000000000 }
こんな感じ。
詳細を見てみる
blockHash:
このトランザクションが含まれるブロックのハッシュ値
この値を引数にしてブロックの詳細をみることもできる。
blockNumber:
ブロック番号。このトランザクションが何番目のブロックに含まれているか。
from:
誰がトランザクションを実行したか。送金元
gas:
gasの上限値
gasPrice:
送信者が払う手数料的なもの。
トランザクションの処理時にマイナーへ支払う1gas当たりの手数料。
hash:
トランザクションのハッシュ。
ブロックのハッシュではない。
input:
スマートコントラクトがあればここに入る。
nonce:
トランザクションのnonce。
ブロックのnonceではないので注意。このnonce値より、次のトランザクションのハッシュ値が変わってくる。
r: ここ参照
s: ここ参照
to:
誰あてのトランザクションか。送金先
transactionIndex:
ブロック内でのトランザクションのインデックス。
v: ここ参照
value: 送金した金額
gasをもう少し詳しく
gasは、支払うgasの最大値。genesisブロックを生成した際に設定した数値で、今回は90000が設定されている。
対して、gasPriceはトランザクションが処理された際ににマイナーへ支払われる1gas当たりの手数料で、単位はwei。
今回のトランザクションでどれくらいのgasが使用されたかを見たい場合は gas / gasPrice を計算すれば良い。今回の例だと、
18000000000/90000 = 200000(gas)
200000gasが使用されたらしい。
コメントでなかじょさんにご指摘頂いたとおり、gasについて認識が間違っていた模様。
gasについてはまた調べ直してまとめてみます。