bancor protocolとはなんぞや -1-
先日のRubyKaigiで、「bancor: Token economy made with Ruby」というセッションを聞きました。bancor protocolをRubyで実装したぜ!という話。
bancor: Token economy made with Ruby - RubyKaigi 2018
それ以降、bancor protocolの中身について興味を持ったので、仙台から帰ってきてからホワイトペーパーを読んだりして調べてみました。
今日と次回で、備忘録としてまとめてみます。
はじめに、ホワイトペーパー(日本語訳)の要約です。
...... ナニイッテンダ?
わけが分からないので、基礎的なところから調べてみました。
欲求の二重一致問題
これが何かというと、物々交換がクソ難しいということ。
流動性リスクの問題
RubyKaigiで感動した話
5/31〜6/2に仙台国際センターで開催された"RubyKaigi2018"に行ってきました。
2日目3日目の各セッションごとにレポートするつもりでしたが、体力気力がもたなかったのでまとめだけ書きます!
最終日 : TRICK
RubyKaigi2018最後のセッション。
TRICKとは。
「変なRubyプログラムを書いたら勝ち」 というコンテストらしい。
今回、自分は初めてTRICKの存在を知ったのですが、そこには想定以上に頭のおかしいコードの世界が広がっていました。
例えば、ソースコードにはAAのように"Merry Christmas"と読めるコードが書かれていて、それを実行するとコンソール上に3Dのクリスマスツリーがレンダリングされるやつ。しっかり雪も降っててすごく手が込んでました。
The video quality is poor, sorry. But look! Ascii art animation. #rubykaigi #rubykaigia pic.twitter.com/VfH3ra2idC
— Jason Truesdell, YuzuTen LLC (@YuzuTenCo) June 2, 2018
実行結果としては何も表示されないのですが、エラーが出てないのがすごい。
defとかendとかの順番や階層構造を意識した上でプログラミングしないとエラーが出ますよね。でもこれはエラーがでない。すご...
と、エントリーされていた方々のコードがどれも変態的だったんですが、TRICKのセッション中の会場の雰囲気がすごくエモくて。 というのも、日本中世界中から1017人のRubyistが仙台に集まって、ソースを見てみんなで笑ってる。そんな光景がなんか、すごくエモかったです(語彙力)
会場の一体感、Rubyコミュニティの温かさを感じました。
最終日:Close session
最終日、TRICKが終わった後のクロージングです。 熱い3日間が終わるんだなぁという寂しさと、また来年があるんだというワクワクした気持ちと。
そして司会の@a_matsudaさんによるクロージングがすごくエモかった。
@a_matsudaさんの話を要約すると、
「仙台でのRubyKaigi、参加者が1017人、千台にのりました!(ドヤァ)」
「RubyKaigiはみんなのおかげだよ、Rubyist、そうYouのおかげ。RubyKaigiは人間賛歌ッ!!」
「来年は海を越えます。九州?......福岡! 4/18〜4/20でRubyKaigi2019やるよ!」
と、
えっ、ふくおか?
そう、来年のRubyKaigiは福岡です!
やったね!!!!! 来年の楽しみができました。
2日目:RubyKaraoke
カオスと話題のRubyKaraokeに参加してしまいました。
まあカオスなことカオスなこと。
海外Rubyistたちがはっちゃけてました。
そこで得られた知見としては
・YMCAはだいたいみんな分かる
・Queen歌っとけばだいたい大丈夫
というところです。現場からは以上です。
全体的にどうだったか
今回、初めてRubyKaigiに参加しました。
セッションの中には内容の理解が追いつかないものもあって、Ruby初心者がセッションを本気で楽しむことはできないかもしれません。というか、できません。
そんな自分でもRubyKaigi行ってよかったなぁと思えたのは
・Rubyコミュニティの中を覗くことができた
・知らないことばかりだってことを再認識できた
・断片的な知識が繋がる瞬間があった
からだと思ってます。
来年はもっとセッションの内容を理解できるように、これからも勉強を続けていかなければと気を引き締めました。これからも頑張りますよ
RubyKaigiに行くというきっかけをくださった小宮さん、ありがとうございました。
RubyKaigi 1日目レポ
昨日から仙台国際センターで開催されているRubyKaigiに参加してきました。簡単に1日目のレポをまとめます。
基調講演
まつもとゆきひろ氏のKeynote。
今回は「ことわざ」をテーマにした講演でした。
・名は体を表す
名前って重要だよね、という話
プログラミングは概念で構成されているものだから、名前付けがとても大事。
概念をよく理解していれば、名前付けが比較的簡単になる。つまり、概念を理解できなければイケてる名前をつけるの難しい、と。 名前は使い勝手へと結びつき、ユーザビリティにもつながる。
これからはグーグラビリティを意識していくことも大事。 GoとかSwiftは一般的な名詞だからグーグラビリティが良くない。そんな名前にしてもやっていけるのは裏に巨大なスポンサーがいるからで、僕らはそうではない。NokogiriとかRuby on Railsとか、名刺を組み合わせたりTypoを変えたりするとグーグラビリティ良くなるよね、と。
・時は金なり
プログラマーって忙しいよね。時は金なりだからコードを効率的に書くことってとても大事。 例えばStringクラスだと、使えるメソッドがズッラァァァァァと並んでいて、やりたい処理はだいたい載っている。
僕はRubyのそういうところが好きです。
・塞翁が馬
Ruby is dead every year.
「Rubyは毎年死んでいる。それでも何度でも蘇るさ!」by Matz
これ以降はスライドのみ載せます。 (内容まで描きたかったけど時間が...)
bancor: Token economy made with Ruby
Deep Learning Programming on Ruby
All About RuboCop
RubyGems 3 & 4
www.slideshare.net
A parser based syntax highlighter
After PartyでMatz氏とツーショットを撮ってもらって感動中です。初めてRubykaigiに参加してみて、Rubyのコミュニティって素敵だなぁという感想でした。 2日目3日目も楽しみです。
※2日目のレポートは気が向いたらやります。